発炎筒がなくっても

セリエA規律委員会は、ローマMFトッティに5試合、ユベントスFWイブラヒモビッチに3試合の出場停止処分を課した。セリエAの残りは6節で、トッティは最終戦にしか出場できない。イブラヒモビッチも、5月8日のACミランとの決戦に出場できなくなる。
トッティ20日シエナ戦の前半、相手MFトゥドルに張り手をかましイエローカードを受けた。後半18分には相手DFコロネーゼを蹴りつけて一発退場となった。さらに、その腹いせに再びコロネーゼに対してパンチを繰り出した。規律委員会は、最初のイエローカードによる累積警告で1試合、悪質な蹴りに対して2試合、腹いせのパンチに2試合と合計5試合の出場停止処分を決めた。
イブラヒモビッチ20日インテル戦の前半14分、相手DFミハイロビッチを後ろからはたくようにして倒してイエローカード。後半42分には、相手DFコルドバラリアットのような形で倒した。審判団の目は逃れたが、規律委員会がビデオによる検証を行い、暴力行為と認定した。最初のイエローカードによる累積警告で1試合、ラリアットに2試合の出場停止処分を課した。
両チームとも処分を不服として上訴したが、累積警告分があるため、今週末の試合については出場停止が確定している。

アナタもMr.オフサイド

前節シエナ戦でまさかの敗北を喫したACミランFWシェフチェンコ選手が「あれはオフサイドじゃなかったのに」とチームメイトの誰かさんみたいなことをグチっている模様。
「昨日の晩は、試合のことを振り返って眠れなかった、でもこの敗戦のことは忘れなければならない。すべての試合は僕たちにとって決勝戦のようなもので、スクデットはまだ手の届くところにあり、諦めるつもりはさらさらない。ミランだけではなく、審判やその周辺の人たちもミスは許されない。このシーズン終盤戦では、ひとつのミスが、すべてのことを大きく左右するから。ありがたいことに明日はトレーニングがあるから、僕たちはまた水曜夜のキエーボ戦に集中できる」

ライト起用っすか

昨年10月にNECからパイオニアに電撃移籍したバレーボール全日本女子代表の栗原恵が、30日から行われる全日本選手権に背番号1で復帰、記者会見で「Vリーグに出られなかった気持ちをコートにぶつけていきたい」と意気込みを語った。栗原はVリーグ規定により1年間の出場停止、昨年8月のアテネ五輪以来の復帰戦となる。
アリー・セリンジャー監督は、今大会はブランクを考慮して本来のレフトで起用するが、来季リーグ戦では、ライトへコンバートする意向を示した。「ライトはバレーで一番重要なポジション。技術的、精神的に栗原は必要なものをすべて備えている」と同監督。栗原は「いろんな人に迷惑をかけた。言葉で伝えるよりも、一生懸命のプレーを見せたい」と決意を述べた。

ゾッコン惚れたぜサネ兄ぃ

CLミラノダービーにてインテリスタから投げられた発炎筒により打撲と火傷を負ったミランGKジダ選手が記者会見を行い、身体的にも精神的にもコンディションに特に問題はないとのこと。
「試合後、ミハイロビッチハビエル・サネッティとか何人かのインテルの選手が、僕のコンディションを心配して、どんな状態かと僕のところまで聞きにきた。サネッティはその後も電話をくれたよ」

何食ったんだ

バルセロナMFロナウジーニョは、胃腸炎のため水曜日の練習を休んだ。練習場にはやってきたものの、クラブのメディカルスタッフと少し相談をしただけで帰っていった。日曜日にレアル・マドリッドとの大一番が控えているため、大事を取っての休養とみられ、レアル戦への出場に問題はない模様。

ユニ交換しなくっちゃby大黒将志

日本サッカー協会川淵キャプテンが明らかにした今年下半期の強化遠征計画によると、当初予定していたドイツとのアウェイ戦の代替案としてウクライナとの対戦案が浮上した。昨年の欧州選手権優勝のギリシャや02年W杯3位のトルコら同組の強豪を抑えグループ首位に立つウクライナは、バロンドールを受賞した世界屈指のFWシェフチェンコがチームを支えている。日本とは2002年3月に一度親善試合を行ったが、シェフチェンコは来日せず。ジーコ・ジャパンとは待望の初対決となり、シェバニスタで知られる日本代表FW大黒将志はぜひとも憧れの選手とユニフォーム交換したいところだろう。